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小児歯科

当院でのフッ素塗布は健康保険の範囲内で行います。
別途お金が掛かることはございません。

いま一度、お子様のために日本人の骨格形態を考えましょう。

欧米の食文化が浸透した現代社会において、日本人の骨格もかつての農耕民族から狩猟民族へ形態が変化しつつあるといえます。当然、遺伝子を超越するレベルではありませんが。
日本人の骨格の発達方向は欧米の人々とは明らかに異なり、顔を横から見たときに斜め前方方向に成長していきます。日本人の顔を欧米の人と比べた際に正面が大きいのはこのためです。
逆に日本人に比べて欧米人は横から顔を見た際に少し長く感じるはずです。この方がバランスは良いですが。
この状態であごに歯が生えてくるわけですから、欧米人に比べて日本人は歯が大きいと不利です。
つまりきれいに歯が並びません。
この考え方が全てのベースになります。子供の口の中の一生の問題と言っても過言ではありません

小児歯科とは何か?

これを総合的に診断して、治療に当たることが小児歯科です。単に子供のむし歯を治療するから、子供の歯を抜くから小児歯科なのではありません。
どのようにすれば、後から生えてくる大人の歯(後続永久歯といいます)が健やかな口腔環境の下で存在できるのかを決めていくことが小児歯科であると考えます。

予防とフッ素

歯が生えてくると、予防という概念が重要になります。
一般にフッ素は歯を強くしますが、塗布するのにベストな時期があります。三か月や半年に一回を目安に単純に塗布するものではありません。
何のために、いつフッ素を塗るのか?これをもう一度考えて見てください。
当院では、フッ素を塗るタイミングで来院して頂きます
もちろん、フッ素の治療に自費診療はありませんので、いつでもご相談して下さい。

小児歯科という考え方

当院では、余程の状態で無い限りは、嫌がって泣き叫ぶお子様に対して治療を無理強いしません
まずは、ご両親にお子様のお口の中の状態を把握して頂くことから始めます。
実は、これが一番大事なことなのです。
小児歯科とは、ご両親にお子様のお口の中は、歯科治療が必要なのか否かを理解していただくことなのです。
このご協力がなければ、治療は未完成のままで終了してしまいます。
治療が必要でも、歯科医院を嫌うお子様は多いと思います。当然です。
大人でも歯科治療は大抵の方が嫌いなのですから。
歯科医院に定期的に通う必要性をご両親がお子様に向けて説いて頂かなくてはならないのです。
骨が折れることとは思いますが、歯科医院に足を運ぶ練習だけでも構いません。
お子様も機嫌の良い時には、歯科医院にそのまま入って来てくれます。それだけでも成長なのです。
無理に治療を行うことも可能ですが、二度とお子さまは歯科医院に足を向けないと思います。
歯科治療の必要性は、お子様の成長と共に、やがて本人が理解してくれるようになります。
最初は根気が必要ですが、ご協力して頂ければと切に願います。

全てはタイミングにあり

先にフッ素を塗布する時期があると記しました。他にも小児歯科の分野では特にベストなタイミングというものが存在します。 例えば、乳歯を抜くこと、むし歯の治療すること、お子様の歯磨き後のチェックなど。
いずれも、適切な時期があります。もちろん、個々のお子様により成長発育が異なりますので、一概にここで提示することは出来ません。お口の中を拝見させて頂ければ、アドバイスをさせて頂きます。
すべて保険診療の範囲内で行います。是非ご相談ください。